11日午後、札幌市の丘珠空港から秋田空港に向かっていたJAL2823便のエンジンにトラブルが起き、函館空港に緊急着陸しました。けが人はいません。

機内の乗客が撮影した映像です。正常に動くプロペラの一方、受ける風のみで動くプロペラの様子が捉えられていました。

麻原衣桜 記者
「あちらの機体は秋田空港へ向かっていましたが、右側のプロペラが故障した為、急遽、函館空港に緊急着陸しました」

機体を運航する北海道エアシステムによりますと、JAL2823便は午後0時半ごろ、丘珠空港を離陸した直後に右エンジンの出力系統にトラブルが起き、右のプロペラが停止しました。
悪天候で丘珠空港に引き返すことができず、午後1時半ごろ函館空港に緊急着陸しました。

乗客乗員あわせて26人にけがはありません。
乗客
「これは大変なことになったと。夜までに札幌に戻らないといけないので、どうしようかなと」

乗客
「ちょうど降りる5分くらい前からWi-Fiが繋がるようになったので、(家族に)『大丈夫かな』というLINEはしました。びっくりしていましたね、さすがに」

この影響で丘珠空港と釧路空港の往復便など、あわせて3便が欠航となりました。

北海道エアシステムはエンジンに雪が付着し凍りついた可能性があるとみてトラブルの原因を調べています。
また、当該機は11月7日、丘珠空港から三沢空港に向かって飛行中に落雷を受け、丘珠空港に引き返し、機体先端部の傷を修理していた機体でした。北海道エアシステムは、落雷との関連性も調査する方針です。







