根本幸典農林水産副大臣が26日、北海道三笠市を訪れ、ヒグマによる被害の現状や駆除したクマの活用方法について意見を交わしました。

根本副大臣は、実は三笠出身。26日に三笠市役所を訪れ、西城市長らとヒグマに関する意見交換会を行いました。

三笠市の猟友会会長を勤める高崎梨徒さんからは、家庭菜園から出るくず野菜の集積所を作ることなど、クマを市街地に寄せ付けない根本的な対策が必要との意見が出ました。

その後、美唄市に移動した根本副大臣は、駆除した野生動物を食肉加工する施設を訪れ、捕獲数と加工施設の数が釣り合わないことを問題視し、さらなる施設の拡充と衛生面での課題があるヒグマの食肉加工の意欲を示しました。

根本幸典 農林水産副大臣
「まさに生活のすぐそばにクマが出没しているというのを改めて実感し、危機感が強くなった。農水省としても、まずは補正予算、来年度の予算においてもしっかりと対策を打っていきたい」

北海道は11月7日、ガバメントハンター確保に向けた支援などを国に要望しています。