7月の審査合格から4か月。泊原発3号機の再稼働地元同意が動き出しました。
25日夕方、北海道庁で開かれた経済対策の会議。
鈴木直道知事は、いつもと変わらない表情に見えますが大きな決断を秘めていました。
それは「再稼働やむなし」とする同意の方針です。
国が、再稼働に向けて立地4町村と共に同意を求める中、鈴木知事は、これまで同じ発言を繰り返してきました。

北海道 鈴木直道知事(21日)
「再稼働については道議会・関係自治体、道民の声を踏まえて総合的に判断する」
その一方で、再稼働に向けた手続きは粛々と進められてきました。
21日に開かれた道議会の参考人招致。

立地4町村のひとつ泊村の高橋鉄徳村長は、再稼働への同意を表明した上で「国のエネルギー政策に協力する」と説明しました。

残る共和町、神恵内村、岩内町のそれぞれの議会も再稼働の同意を採択しています。
また、24日道主催の住民説明会も帯広市で最後を迎えました。
関係者は、こうした一連の流れを受けて25日、鈴木知事は再稼働に同意する方向で調整に入ったと明かしました。

鈴木知事は28日の道議会の一般質問の中で同意する方向性を示す見通しです。
その後、道議会の議論を踏まえ鈴木知事は、12月、正式に再稼働の同意を表明すると見られます。







