今年も石狩市役所に特別な喫茶店が期間限定でオープンしました。その名も『注文を間違える喫茶店』。地域社会とつながる場所です。

店員
「これからオープンしますのでよろしくお願いします!」
石狩市役所に、2024年に続いて「喫茶店流れ星」が期間限定でオープンしました。

店員
「こっちの方がいいね」

客の注文を聞くつもりが…、ついつい自分の好みを選んでしまいます。
それでもいいんです!ここ、「流れ星」の特徴は「注文を間違える喫茶店」。

認知症の人が店員となって注文や給仕して、たとえ注文どおりのメニューが来なくても、客は温かく受け入れる。
そんな心の交流を通じて、お互いに地域社会とのつながりを確認し合う場です。

今回のメニューは、コーヒーと日替わりデザートのセット。デザートは3種類から選べます。
店員
「デザートは、プレーンと落花生とココナッツ」
店員
「これでいいんでしょうか、それで座っていいの?」

スタッフ
「いやいや差し上げるの」
店員であることを忘れ、一緒に座ろうとしてしまっても、ご愛敬。
利用客
「頼んだら違うものが出てきて驚いたが、こういう取り組みで理解が広まっていけばいいのかなと」

利用客
「きっと役に立てると嬉しいと思うんですよね。すごい一生懸命で、『頑張れ!』と思わず思った」

「喫茶店流れ星」を運営 いしかり地域共生ラボ・岡地雄亮さん
「こういうような喫茶店を開くことで、認知症の方が活躍できるというのを市民の方に広く知ってもらいたいなと思います」

店員
「(いろんな方とお話するのはどう?)いいですよね。なかなかできないことですもんね」

「喫茶店流れ星」は、石狩市役所であと2回、12月1日と8日の午後2時半から1時間限定でオープンします。








