北海道でクマの出没が相次ぐなか、列車との衝突が過去最多のペースで増えていることがわかりました。

JR北海道によりますと、2025年度、列車とクマが衝突した件数は、11月17日までに56件で、これまでで最も多かった2023年度の52件をすでに上回っています。

JR北海道・綿貫泰之社長(19日)
「重量が大きいものだと人では除去できないので、クマキャッチャーを工夫して開発し出動させている」

山間部を走る宗谷線、石勝線での衝突が多く、JR北海道はクマを線路外に移す専用のクレーンを備えた保線車両を配備して、処理の時間を短縮させるとともに、保線職員の安全を確保するなど対策を進めています。