◆「くじ引き民主主義」の取り組みはほかの自治体でも

ことし、札幌市で開かれた「気候市民会議」には、無作為に抽出された市民から、年齢や性別のバランスを加味して選ばれた39人が参加しました。

3回に分けてディスカッションなどを行い、「自転車の利用状況改善」や「公共交通の利用促進」などのプロジェクトを市に提案しました

更別村の事例では、村民のニーズと行政サービスのあいだにさまざまな「ギャップ」「ズレ」がみられました。

こうしたギャップを埋めるために、みんなで「民意」を作る「くじ引き民主主義」のような仕組みがもっと活用されてもいいのにと思います。

地域で暮らす1人1人が「無関心」でなく政治に参加する。そんな「くじ引き民主主義」の考え方が、地域づくりの新しい扉を開くかもしれません。