中国への依存度を見直す決断

禁輸前、中国への輸出は全体の2割でした。今後それに戻したいという気持ちには、正直なところなれないですね。こういう状況になってくると。
海外輸出を全体の5割と考えていましたが、そのうちの中国向けの2割という比率を考え直さなければならなくなりました。
同じように戻そうとは思わなくなる。だってコロコロ変わるんですから。そういうつもりでいましたが、今回の件で強くそう思いました。
取引先への義理と現実的な対応

ただ、義理も欠きたくはありません。中国の商社や水産会社の方々には、今まで本当にお世話になってきました。
だからこそ、今の状況、そしてこれから想定される状況について、商談の中で正直に話さざるを得ないのです。それをわかってもらった上での商売の進め方、契約の仕方というのは、日本側の商社も含めて、もっと密にやっていかなければなりません。
リスクは当然私たちにもありますが、中国の水産会社にも、日本の商社にもあります。ちゃんとした契約に基づくのは当然ですが、こうしたイレギュラー要素をプラスした形で商売しなければならない。そういう時代になったと思います。







