ホンダは再使用ロケットの打ち上げ実験

今年、世界の注目を集める出来事が北海道でありました。

6月、ホンダが大樹町で行った再使用ロケットの打ち上げ実験です。

高度300メートルに達したロケットはまるで逆再生のように地上に降り立ちました。

宇宙業界をざわつかせたこのプロジェクトの責任者も登壇しました。


本田技研研究所 宇宙開発戦略室 櫻原一雄室長
「われわれホンダは四輪・二輪・空・海とそれぞれの輸送機を持っている。宇宙に対して輸送機を持ちたい、そういう夢がある。そんなわれわれはサステナブルな輸送機を目指していて再使用ロケット、再使用が一つの手段」

スクリーンに映されたのは初公開の極秘映像。しかし、非公開ということでイラストで再現すると…。

地上5メートルに浮かんだロケットが、一旦、静止。その後、横移動した後、見事に着陸したのです。

アメリカのスペースXが13年かけて開発した技術を6年で達成した瞬間でした。

講演後には、チャンスのきっかけをつかもうと長い名刺交換の列ができました。