カシナガ拡大のメカニズム

まず、カシナガがナラやカシの木に飛んでいき、大量に集まって木の幹に侵入します。このナラ菌がまん延し、水を吸い上げられなくなって枯れてしまうのです。
また、カシナガは木に卵を産み、木の中で成長したカシナガがまた次の木に飛んでいく、という仕組みで被害が拡大していきます。
ナラ枯れの予防・駆除作業
カシナガが入り込めないよう、幹に粘着剤を塗ったり、ビニールを巻き付けたりします。また、被害が確認された場合は、(1)ナラ菌をたおす薬剤を木に注入したり、(2)切り倒して殺虫処理します。
ただ、こうした対策には多額の費用が必要で、函館市は来年度の予算措置を検討しているということです。
北海道は早期の対策のため、「ナラ枯れ」を発見したら、水産林務部森林整備課に情報提供してほしいと呼びかけています。