■最悪の事態を想定した捜査が…
事件捜査を指揮してきた元検事は、最悪の事態を想定した捜査が行われているのではないかと指摘します。
・元検事 中村浩士弁護士
「時間を稼ぎながら遺体の発見、あるいは被害者の生存可能性をつぶす捜査にあてる時間を確保していくことは捜査機関として考えておかしくない。かなり処分に迷う瀬戸際で苦しい捜査を強いられていることは予想される」

事件の全容解明のためには、より時間をかけた緻密な捜査が必要になると指摘します。
・元検事 中村浩士弁護士
「相当に時間がかかりますね。殺人として起訴するためには遺体が発見されるか、されないとすれば死亡していておかしくないというある程度の期間の経過が必須になってくる」
「被害者の立ち寄り先や関係者をあたって緻密に被害者の生存可能性をつぶしていく立証。殺人被害にあったとすれば殺害に関与したのは容疑者以外には存在しないという、他の犯人の可能性をつぶす捜査を両面でやらなければいけない」

西村さんの最後の目撃から5日で35日。今も居場所に関する有力な情報は出てきていません。