■「中学のころは学校に行けなかった」

今では忙しい1日を過ごす凜さんですが、中学生の時は不登校でした。

・長谷川凜さん
「中学のころは全然学校に行けなった。高校1年のころは熱が出たりもした」


高校に入学しても保健室登校が続きましたが、高校の環境が彼女を変えたといいます。

・長谷川凜さん
「(人と)話せなかったらいやだなと思って、保健室に行くことが多かったんですけど、頑張れば話せるのではないかと思って」

■南茅部高校に通う生徒の4割も、難しい時期を乗り越え…

南茅部高校に通う生徒の4割は、かつて不登校だった生徒です。

・長谷川凜さん
「人数少ないっていうのもあると思うけど、本当に人があたたかくて」


しかし南茅部高校は、3年後の2028年度で閉校することが決まっています。

入学する生徒が減少した影響で、2年後には募集を停止します。

■母親「手助けになれる高校だったんじゃないか」

そんな中、最後の卒業生になるかもしれない中学生にむけた体験会が開かれました。

・学校に来た中学生
「おはようございます」


・長谷川凜さん(南茅部高校3年)
「ここでお弁当を食べたり、オセロで遊んだりします」


凜さんも高校の魅力を一生懸命アピールします。

・凜さんの父 長谷川広宣さん
「性格的に内気だったような子が、人とのコミュニケーションとか接し方とか変わってきたなと」


・凜さんの母 長谷川美香さん
「すごい勇気のいることだったと感じています、そばにいて。悩んでいる人が手助けになれる高校だったんじゃないかってすごく感じますよ」