皆さんが日々の暮らしで感じている「なぜ?」「どうして?」を解明するHBC『今日ドキッ!』のコーナー「もんすけ調査隊」。今回の依頼はこちらです。
【調査依頼】江別市在住 ぱるさん(50代)
「江別市にパキスタン人が急増しているそうです。なぜ増えているのか?調べてください」
日本から6000キロ離れた南アジアの国、パキスタン。人口が2億4000万人と世界で5番目に多い、日本の友好国だ。
札幌市のベッドタウン江別市で今、パキスタン人が急増しているという。なぜ増えているのか?我々は江別市へ向かった。
・調査員
「あちらにパキスタンの方らしき人たちがいます。どちらの国から来ましたか?」
・アリ・ウマールさん(9年在住)
「パキスタンから来ました」
■江別市に急増のパキスタン人…素顔は?
やはり、江別市にパキスタン人は住んでいるのだ。彼らは、いったい何をしているのか?
・アリ・ウマールさん(9年在住)
「私は中古車の販売会社を経営しています。オークションや地元ディーラーから日本の中古車を購入し、海外に輸出しています」

壊れた車が積み重った自動車解体現場。自動車から取り外したパーツを、ドバイやフィリピン、タイ、ベトナムなど、世界各国に輸出しているという。それにしても、なぜ江別市なのか?
・アリ・ウマールさん(9年在住)
「江別には自動車オークションの大きな会場がいくつもあって、車の購入や輸送に便利で、ビジネスがしやすいんです」
実は、江別市とその周辺には、大規模な中古車オークションの会社とディーラーが多数存在し、中古車ビジネスが活況なのだ。
さらに土地代が安く、車を置く広い場所も確保しやすいのも魅力だという。
でも、本当にパキスタン人は増えているのか?
・江別市 後藤好人市長
「外国人は1094人。この5年間で約1.5倍。パキスタン人は、現在224人で、5年で2.4倍に増えている状況」