改めて、工事が環境に及ぼす懸念を尋ねると…。

東京農業大学 白木彩子准教授
「ソーラーパネルだけでなく、人の入り込みが、エサを取る場合に邪魔となるという影響は考えられます」

■《「もんすけ調査隊」取材班が『オジロワシ』の生息を確認》

続いて、すでに機材などが置かれているソーラーパネル設置予定地に近い文吉湾でも…。

東京農業大学 白木彩子准教授
「オジロワシの成鳥。ここに営巣していると断定はできないけど、いま繁殖期で成鳥なので、おそらくは…ここのツガイかと」

ソーラーパネル設置予定地の上空でも、『オジロワシ』の姿を確認することができた。

今回のHBCの調査で、ソーラーパネルの設置予定地周辺では、複数の『オジロワシ』が現在も、営巣している可能性があることが明らかになった。

こうした生息状況を目の当たりにした『オジロワシ』の研究者、白木准教授は改めて、こう話す。

東京農業大学 白木彩子准教授
「現地に行ってみて、既に着手している状態だった。ただ今なら間に合うのかな…と。『オジロワシ』は何十年も住んでいるので、いなくならないように、ずっと子育てが続けられるようにしていくべきではないかと…」