もんすけ調査隊です。北海道知床の現場では、広大な大自然の中で、工事が始まっていました。

■《世界遺産の知床で進む「ソーラーパネル」設置計画とは?》

今年5月、北海道の釧路湿原で、ソーラーパネルの取材を進めた「もんすけ調査隊」。

世界遺産・知床でも、ソーラーパネルが問題になっているとの情報を得て、向かってみると…。

すでに現地では、着々と工事の準備が進められ、その間近では、天然記念物『オジロワシ』が生息している姿も…。

元斜里町長 午来昌さん
「知床にソーラーパネルを設置するなら"世界遺産"というのは返上した方がいい」

果たして”世界遺産”は、どうなってしまうのか?

依頼者(40代・札幌在住)
「知床のソーラーパネル設置予定地の近くに、今もオジロワシは生息しているのでしょうか?」

おととし4月、知床沖で観光船が沈没した事故を受け、国は、知床半島の4か所に、携帯電話の基地局を設置する計画を決めた。

その一つは、こんな計画である。

知床岬灯台にアンテナを設置し、2キロに渡って電線を埋設し、サッカーコートほどの広さがある土地に、264枚のソーラーパネルを設置する計画だという。

これに対し、貴重な自然を破壊すると、反対する意見が多い。そこで、調査員は早速、北海道東部の知床へと飛んだ…。