実証実験で見えてきたのは、排泄物の処理など「衛生面」の改善
(尾張旭市・柴田浩市長)
「落ち着いてくると、ペットを飼っている方の避難が、非常に重要な問題だということがクローズアップされてきた」
犬や猫などの飼い主9組が参加し、まずはそれぞれが個別のテントに入りました。テントのファスナーは常に半分ほど閉めた状態で、散歩に行くタイミングもずらすなどペット同士が接触し、トラブルが起きないよう工夫しました。


そしてケージに入れたペットを残し、飼い主がトイレに行くなど様々なケースを試して、改善点を見つけていきます。
(参加者)
「避難してくるまでが大変だなというのがあって、こういう物(ケージなど)を運んでくるのがすごく大変だなと思った」
「実際に体験できて良かった。見通しが持てるので。同行避難という言葉はよく聞くが、同室避難はあまり聞かない」

そして、実証実験ではペットの排泄物の処理など「衛生面」で改善が必要なことが見えてきました。
(実証実験を指導・人と動物の共生センター 奥田順之理事長)
「水を飲み終わった後、こぼしたらどうするかとか、汚れた時に清掃するというところもあまり資源がない中でやらなければいけないので、そこをどうするかを踏み込んで考えとかなければいけない」

尾張旭市は実証実験の結果をもとに、ペットと一緒に避難できるよう具体的な検討を進める方針です。










