大きな揺れを感じた時の正しい対応は…

正解は(B)「柱の陰で小さくかがむ」でした。

では、なぜ机の下ではいけないのでしょうか。

(福本副理事長)
「(机の下も)間違いではないです。もちろん頭上から落ちてくるものを机が守ってくれる可能性もありますけど、その机の脚が弱かったらガシャンと机ごとやられますよね」

さらに、ポイントとして…

(福本副理事長)
「柱はその部屋の中で一番頑丈な場所なので、何かが倒れてきた時に必ず柱が支えになって、三角形の空間できます」

さて、能登半島地震発生時は名古屋市内も揺れ、千種区など広い範囲で震度4を観測しました。街で改めて聞くと…

(40代名古屋市在住)
「マンションの9階に住んでいるので揺れた。思わず棚を押さえに行ってしまって、本当に大きな地震がきたら違うんだろうなと思う」

そこで、大きな揺れが起きた時にどうすべきか。さきほどのクイズを皆さんにも出したところ。

(30代名古屋市在住)
「(家族)みんなで机の下に入って揺れが収まるまで待っていたんですけど正解ですかね?」

福本さんらがそもそもこの防災ゲームを作るきっかけは、行政サイドから「若い世代が防災訓練に集まってくれない」という悩みを受けたことでした。

(福本副理事長)
「大阪で被災した。まさかの大地震だったのでトラウマになっている。揺れや恐怖は体感しないとわからない。自分は大丈夫といった正常性バイアスがかかっている人もいるのでは。南海トラフ(地震)は北海道から九州・沖縄までが一度に揺れます。救助はこないです、きっと。自分の命は、自分で守ることが原則」

いつ、起きてもおかしくない南海トラフ巨大地震。まずは、自分の命は自分で守る。今一度、心にとめておくべきことです。