35キロ競歩の代表・園田世玲奈

陸上競技の中で唯一走ることが出来ない競技。それが競歩です。世界陸上オレゴン大会の女子35キロ競歩の代表が、三重県桑名市にいます。園田世玲奈(そのだせれな)選手です。


滋賀県の出身。陸上の名門、草津東高校1年の時に競歩の道を歩み始めました。
「最初は歩き方が慣れなくて」苦労した園田選手、走りでは痛めないスネの筋肉が痛くなったのだそうです。


競歩では「どちらかの足が地面についている」こと。「振り出した足の膝は、身体の中心が過ぎるまで曲げない」こと。これがルールです。


競歩選手のクセとは?

ちなみに「身体の中心が過ぎるまで」膝を伸ばして歩いてみると、確かに歩くのが速くなった気がします!


普段から歩くのが「他の人より速い」園田選手は、例えばお店の情報で <徒歩10分> と聞くと、「自分なら7分だな」と思うそうです。必要ないのに早歩きしてしまうのは、競歩選手ならではのクセなのだとか。

練習中に「おしゃべりしている!?」


もう一つ教えてくれた <競歩あるある> が、「競歩選手はとりわけ仲がいい」ということでした。練習でも2~3時間は軽く歩くので、隣の人としゃべりながら練習しているそうです。走らない競技だから出来ることですね。

目標は女子競歩初のメダリスト


東京五輪や世界陸上で男子競歩のメダリストは誕生していますが、女子はまだいません。おっとりとした口調ながらも、きっぱりと「メダルを獲得できる選手になれるよう挑戦したい」と目標を教えてくれました。
これからの園田選手にご注目ください!