師匠の杉本八段が見た“竜王戦” 「数年前の藤井八冠に似ている」

師匠は、藤井八冠が「8冠を制覇した後もとにかく強さは緩んでいないと。充実ぶりが際立った対局だった」と言っていました。つまり、藤井八冠に隙はなかったということですね。
そして、伊藤七段がなぜな負けたのかということなんですが、「タイトル戦に不慣れだったんではないか」と。初めてのタイトル戦でしたもんね。「序盤中盤で時間を使いすぎてしまった」ということです。なかなかペース配分がうまくいかなかったということなんでしょうけども、これは数年前の藤井八冠に似ているということなんです。
どういうことかといいますと、時間のペース配分さえ慣れてきたら、藤井八冠のように、本来の強さをタイトル戦でも出すことができるということなんですね。そういう意味ではこの2人はこれから、将棋界を引っ張っていってくれると思いますね。
さて、年内のタイトル戦はこれで終わりということで、来年も期待がかかりますね。ここで、タイトル戦のスケジュールを見てみましょう。

年明けすぐの1月からは、王将戦が行われます。そして、藤井八冠に挑む相手を決めるリーグ戦が、現在行われているんですね。
藤井八冠としては、前人未到のタイトル戦20連覇に挑戦していくということになります。今後の活躍にも目が離せません。










