様々な機械も水没で使えなくなり、牛乳の出荷が全くできない状況に
更に牧場内の様々な機械も水没で使えなくなりました。ここでは1日4トンの牛乳を出荷してきましたが、それが全くできない状況に。被害は甚大です。

(黄木牧場 黄木俊一さん)
「これが牛乳を冷やす機械です」
「(浸水当時は)牛乳が3トンくらい入っていた。(水で)機械が浮いてしまって天井を突き破っている状態」

乳を搾る搾乳機も水没で使えなくなりました。しかし、簡易式の搾乳機を地元自治体から借りて毎日乳しぼりは行っています。


(黄木牧場 黄木俊一さん)
「牛も搾らないと病気になって、さらに調子が悪くなるので…」

1日1トンほどの牛乳がとれますが…実は、すべて捨てています。


(黄木牧場 黄木俊一さん)
「今は“申し訳ない牛乳”しか出せないので、捨てるのもやむを得ない」

ケガや泥の中で過ごすストレスから牛乳の質が一時的に下がったからですが、この廃棄には一日10万円ほどかかり、大きな負担となっています。
