『呪怨』の清水監督も「衝撃受けた」 史上最年少で映画祭入賞

映像制作に目を輝かせる環くんに、両親は学生を対象とした映画祭への出品を進め、ことし1月、史上最年少11歳でフェローズフィルムフェスティバルで審査員特別賞を受賞したのだ。


4分の短編ホラー映画『ウツル』。

心霊スポットでライブ配信をしたユーチューバーの女性の身の周りに次々と異変が起きるストーリーだ。制作費は0円。主演を務めたのは母親のママ友だ。


(環くん)「編集も時間がぐちゃぐちゃにならないように結構こだわりました」

『呪怨』など数多くのホラー映画を手がけてきた巨匠・清水崇監督も「衝撃だった」と作品を振り返る。


(清水崇監督)「物語の構成が観る人を飽きさせない。こんな11歳が出てきちゃうと僕らプロフェッショナルとして今後を考えていかないといけない…」 

CBCカメラマンにも撮影ポイントを指示 母親「頭の中は宝箱状態」

映像作家の環君、テレビの取材を受けるのは今回が初めてだというが、取材を受けるよりも、撮影機材が気になる様子。

(環くん)「このカメラめっちゃ高そう」

(カメラマン)「何百万ぐらいだと思う?」

(環くん)「200万円ぐらい?」

(カメラマン)「200万だとレンズも買えないよ」


そして、ついには…!

(環くん)「遠くから取っても面白いかも。障害物(ソファ)と自分を映しながら…ちょっとシネマティックな感じのやつになると思います」 


カメラマンに撮影ポイントを指示。さすがカントク…!

好きなことに、打ち込む環くんですが、両親としてはそこがちょっと心配になるほど。

(母親)「頭の中が宝箱状態。『1日が終わるから寝たくない』と言われたこともあり、寝るギリギリまで自分の世界で作業をするから、ストレスにならないのかな…」