「大人になるまで切れ目なく支援する」充実の子育て支援

岡山県奈義町では、他にも
・保育料は国基準の約半額、第2子以降は更に半額や無料
・在宅で育児をする世帯には、子ども一人あたり月1万5000円を支給
・小中学校の教育教材費は無料
・医療費は高校生まで無料
・高校生一人あたり年間24万円の就学支援金
・大学卒業後、町に住めば返済免除になる奨学金
など、とにかく「大人になるまでずっと支援をする態勢」が作られています。

(奈義町 こども・長寿課・小坂昌平副参事)
「幅広い子育て支援の施策を年代に応じて、切れ目なく実施しているところが、他の自治体と違う点だと思う。この(2.95という)数値に一喜一憂することなく、子育て支援を続けて、子育てしやすい町を進めるのがわれわれの使命」
人口減少と高齢化はこの町でも深刻ですが、対策を始めた20年前と比べ、子育て支援関連の予算は、ほぼ2倍。
合計特殊出生率も1.83から2.95に上がったのです。奈義町には岸田文雄総理も視察に訪れました。

(岸田文雄総理)
「個々の政策を生かすためにも、社会全体で子育てをしようという雰囲気をつくっていくことが大事なのではないかと感じた」
国の根幹を揺るがす少子化をどう食い止めるのか。小さな自治体でもできている様々な取り組みを参考に、支援を急ぐ必要があります。
CBCテレビ「チャント!」2023年5月8日放送より