ランドセル歩行で約14度「前傾姿勢」に…肩や腰に痛みを訴え
(北海道教育大学岩見沢校 小林育斗准教授)
「例えば成人男性で体重70キロくらいの人が、米袋5キロと10キロ、両方背負って何キロも歩くイメージですので、かなりしんどい」
小学2年生の通常歩行とランドセル歩行を比較した実験映像。
通常歩行がほぼ直立なのに対し、ランドセル歩行はおよそ14度、身体が前に傾いています。

(北海道教育大学岩見沢校 小林育斗准教授)
「肩や腰に、前傾姿勢でランドセルを背負うことで、痛みを訴える児童はいると思う」

10年前から何ページ増えた?何キロ増えた?
チャント調査隊が、教科書の大型化を実際に調べてみると…。
(調査隊)
「このように教科書を見比べてみると、10年前、5年前よりも、現在使われている教科書の方が少し厚みがある」

10年前と比べて厚さは1.5cmほど増し、重さも0.4キロほど増えています。
原因はページ数の増加。全ての学年と教科で増えていて、6年生は10年前よりも、およそ200ページ増えていました。


あの手この手の対策…「肩パット」を付けると痛くない
小学1年生の彩葉ちゃんの母、名古屋市の野口直美さん。この状況にあの手この手で対策を打ちます。
(母・直美さん)
「肌に直接肩ベルトが当たると、すれて赤くなったりしたので、肩パットを購入したりと工夫しました」
(彩葉ちゃん)
「(付けてから)痛くなくなった」

他にも、ランドセルの外側につけて、体操服とかタブレットなどをいれるカバーも。
(母・直美さん)
「手がいっぱいになると転んだ時に危ないので。今から暑くもなってくるので、(より軽い)リュックタイプのものも検討してます」


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