"殺処分"しなければならない現実も…2021年度は27頭のネコが
猫や犬たちのペットフードや治療の費用は実に年間約1000万円。
名古屋市では年に3回程度、譲渡会を開いているが、それでも保護される数に追い付かず、ついには会議室にもケージを置く事態に。

担当者は、5月7日に譲渡会を実施するのでぜひ来て欲しい、と呼びかける。
(記者)
「Q.もし譲渡先が見つからなかったら?」
(名古屋市動物愛護センター新美陽子さん)
「どうしても攻撃性が治らないですとか、そういった場合は″殺処分″も考えなければならないという場合もあります」
年々減ってはいるが今も年間数十頭は殺処分せざるを得ない現実も。2021年度は27頭の猫が殺処分された。

飼育崩壊のウサギたちの行方は…?
そして、“多頭飼育崩壊”の家に遺された「ウサギ」たちはどうなったのだろうか…。

(名古屋市動物愛護センター新美陽子さん)
「今は犬と猫でかなりの頭数を収容しておりますので、まだ小動物までは対応が難しい状況です。収容場所もないし準備もないので、ここでは収容できないということになります」

「ウサギ」まではとても引き取れなかったという名古屋市。そもそも現状、市では、飼い主の依頼で収容できるのは犬猫のみだという。
私たちは、多頭飼育崩壊の家にいた「ウサギ」を預かる女性に出会いました。
取材:CBCテレビ報道部 栁瀬 晴貴(26)
福岡県出身 2019年CBCテレビに入社し、報道部で記者5年目。
愛知県警担当や遊軍の記者として不正車検の実態やドン横キッズ問題などを追う。
現在は『トゥレット症と闘う若者たち』への取材を継続中。