戦後81年。戦争経験者が少なくなっていく中で、“物言わぬ“絵が原爆の悲劇を伝え続けています。水を求めて死んでいった大勢の人々…作品に込められた思いとは。

白と黒で描かれているのは、炎に焼けだされ、水を求める人々。脚を外側に、頭を内側に積み上げられた死体の山。目や口や鼻が、なるべく見えないようにしたのです。

生きていたのか、こちらを見つめる目も。水はただ黒くよどんだ流れとして墨の濃淡で描かれています。

広島出身の画家、丸木位里(1901ー1995)と妻の丸木俊(1912ー2000)が描いた原爆の図第3部「水」。8枚1組の屏風は、縦1.8メートル、横7.2メートルの大きさです。