(藤田医科大学病院 岩田充永副院長)
「正直、医療機関としてはメリットもデメリットもない」


「5類」へ引き下げると、コロナ患者をどこの医療機関でも診察できるようになりますが、岩田副院長は「すでに大半の医療機関で診察を行っている状況なので、大きな変化はない」といいます。

さらに、政府は屋内でのマスク着用についても原則不要とする方向で調整。今後の感染状況を見て判断することになりますがこれについて街の人は?

(50代女性・外さない派)
「やっぱりまだ不安なのでつけます」

(高校1年生・外さない派)
「おじいちゃんおばあちゃんと一緒に住んでいるのでまだ抵抗がある」

(高校1年生・外さない派)
「(コロナウィルスを)家族に持ち帰るのも怖いし、マスク生活に慣れたのもある」

私たちの取材では、現段階では屋内でマスクを外すことに抵抗のある人が多いという結果でした。その一方で…

(60代男性・外す派)
「ようやく遅いくらいだと思います。息苦しいのと汗かきなので、どうしても熱気がこもってしまう」

さらに、こんな母親も…。

(9歳の子どもの母親)
「できればどこでもマスクを取った生活のほうが、子どもにとっては言葉も増えるし、成長にもつながるから、コロナとか関係なければ、マスクは取った生活の方が良い。自分はつけたいですけれど」

この「マスク原則不要」について、藤田医科大学病院 岩田副院長にはある懸念が。

(藤田医科大学病院 岩田充永副院長)
「自分がもし感染していたら周りに広めたくないから、自分の周りには感染したらただの風邪では済まない人がいるから、マスクをして生活したいという方々が、無理やりマスクを引き剥がされるような雰囲気が作られることはよくない」