不整脈のタイプ(1)脈のリズムが乱れる「期外収縮」

<期外収縮とは?>
期外収縮とは、脈が飛んだりリズムが乱れたりする不整脈のことを言います。

<心拍の仕組み>
心臓は、心筋細胞という小さな細胞の集まり。心筋細胞には、同時に収縮と拡張を繰り返し、身体中に血液を送り出す役割があります。この心筋細胞を動かす力が、電気。心臓の右上の「洞結節(どうけっせつ)」は、電気信号を最初に出す発電所のような役割があり、上の心房全体を収縮させ「房室結節(ぼうしつけっせつ)」という中継点を通り、次に下の心室を収縮させます。この一連の動きが「心拍」。1日に約10万回繰り返されることで、全身へ血液を送り出し身体の機能を維持しているそうです。

<期外収縮の原因は?>
通常、洞結節は一定のリズムを刻んでいます。しかし、期外収縮の場合は発電所である洞結節以外のところからも電気信号が出て、それを受けた心筋細胞が混乱し拍動が乱れてしまうそうです。

<一度医師に確認してみましょう>
先生によると、期外収縮は人によって数が違うものの、24時間測ればほぼ全員が持っており、症状が全くない人も多いそうです。欧米での研究では健康な成人の80%以上に期外収縮が見つかったというデータも。期外収縮が起こっていることに気がつかない場合や健康診断などで見つかっても1日に数100回程度であれば治療に至らないケースが多いそうですが、一度は医師に確認してみることが大切だそうです。

<期外収縮の症状「安静時の動悸」>
期外収縮の場合、本来流れる一定のリズムからずれて電気信号が送られます。すると、心臓は正しいリズムを取り戻そうと一旦間を空けます。その間心臓に血液が溜まりますが、仕切り直しの一拍で血液が一気に流されるため、強い一拍に。これが動悸の正体。発生回数が多い期外収縮を放置すると、心臓に負担がかかり続け心不全を引き起こす恐れもあるのだとか。先生によると、期外収縮が1日の10%、約1万回以上または、1万回以内でも動悸などの症状がある場合は、治療を行う必要があるそうです。

<期外収縮の原因(1)高血圧>
高血圧が続くと、血液を送り出す心臓には強い負担がかかります。すると、心筋細胞が興奮しやすい状態になり、小さなきっかけで洞結節以外から電気信号が出やすくなってしまうそうです。

<期外収縮の原因(2)ストレス>
心臓の電気信号は、自律神経によってコントロールされています。ストレスが溜まると、自律神経が乱れ、本来と違う場所から電気信号が出やすくなり期外収縮を起こしてしまう原因になるそうです。動悸があって健康診断で再検査を勧められたら、放置せずに循環器内科を受診しましょう。