「なんで仮設住宅ができるまでに時間がかかるの?」

(北川教授)
「舞台の上まで布団が敷いてあって、横になれる場所があったら、どこも使っている状態。プライバシーもなくなっているし、ちょっと衝撃でした」

東日本大震災の被災地を訪れ目の当たりにしたのは、とても快適とは言えない、避難所の生活環境でした。

(北川教授)
「小学校3年生と4年生の男の子が『なんで仮設住宅ができるまでに3か月~6か月かかるの?』『大学の先生だったら来週建ててよ』とパッと言ってくれた。その時は、なんとも言えない気持ちだった。人の命も救えていない建築の在り方に、悔しさを感じた」

専門家なのに何もできなかったもどかしさは、北川教授の人生をガラリと変えることに。