“取り調べ拒否”に被害者の夫「向こうがそういうやり方なら…」

安福容疑者は黙秘する意思を示し、取り調べを受けること自体を拒否していることが捜査関係者への取材で明らかになったのです。黙秘権は捜査機関による不利益な供述の強要などを防ぐため、憲法で保障されている権利です。

殺害された高羽奈美子さんの夫・悟さんは。

(悟さん 『newsX』出演時 11月3日)
「犯人は逮捕されていますが、動機だとかが全く分からないので、とりあえず捜査の方を待ちたい」

安福容疑者に対し、「早く真実を語ってほしい」と呼びかけてきました。

「newsX」(11月3日)

(悟さん 11月10日)
「早く裁判を終わらせてくれるのではないかという期待も持ちましたが、今の情報だと無理そうなので、彼女(安福容疑者)に期待することはない。検事さんには一番重い刑で求刑してもらいたい」

Q.奈美子さんに報告もできない?
「いつになったら区切りがつくのかは分かりませんが、向こうがそういうやり方をするならこっちも覚悟して対応するしかない。仕方がない。検事さんと相談してやっていきます」

Q.高羽さんたちの戦いは長期化する覚悟?
「26年やってきましたから、3~4年延びても仕方ないなと」

なぜ妻は殺害されたのか?それが明らかにならない限り、遺族にとって、事件は「未解決」のままです。

高羽奈美子さんの夫・悟さん(11月10日)