初動はどんな捜査?26年なぜ捕まらなかった?

(元埼玉県警捜査一課・佐々木成三さん)
Q.初動としてはどんな捜査が行われていたとみられる?
「26年この容疑者が捜査対象に浮上しなかったということは、警察も公表している通り、5000人の捜査対象者を、一つ一つDNAなどで打ち消しの捜査をしていたということだと思います」
Q.なかなか逮捕に至らなかったんですが、この理由として考えられることは?
「被害者の奈美子さんとは接点がない。そして、夫の悟さんとも接点がかなり希薄だと。対象というのは、最新の交友関係者から対象者を浮上させるので、高校の同級生まで対象者を広げるというのは、難しかったのかなというふうには感じます」

しかし、去年一気に流れが変わりました。担当刑事が変わったことで逮捕に至ったということです。
去年、発生時から事情聴取した5000人以上の関係者から、数百人に絞って再捜査が行われました。その数百人の中に、安福容疑者が含まれていたということです。
そして、今年8月からは容疑者を複数回任意で事情聴取。ただ、DNAの提出については、拒否し続けていたということです。
10月30日(木)になって、DNAの提出に応じた容疑者。数時間後に出頭してきました。そして、現場に残された血痕のDNA型と一致したということで、翌日31日(金)逮捕に至りました。










