何者かが4人を殺害し住宅に火を…
1996年、上智大学に通う女性が自宅で殺害された事件で、娘を奪われた父の小林賢二さん。
(小林賢二さん・2010年)
「遺族の思いは、15年25年の歳月で薄れることはない。この世に正義が存在するなら、犯人に対し、被害者の生命の尊厳に代わりうる鉄ついを与えて当然」

時効まで3年に迫った年、小林さんが時効の撤廃を訴えると、それが世田谷一家殺害事件など他の遺族にも広がり、殺人事件被害者遺族の会「宙の会」の結成につながりました。
この会で、時効撤廃にむけて共に活動したのが、高羽奈美子さんの夫・悟さんと、豊明母子殺人放火事件の遺族・天海としさんです。

事件が起きたのは、2004年9月9日。
豊明市沓掛町の住宅が全焼し、当時38歳の加藤利代さんと、長男の佑基さん(当時15)、長女の里奈さん(当時13)、次男の正悟くん(当時9)が遺体で見つかりました。何者かが4人を殺害し、住宅に火をつけたとみられています。
(天海としさん・2009年放送)
「犯人は絶対に許せない」












