“時効撤廃”なければ逮捕されていなかった安福容疑者
警察は当時の目撃情報などから、犯人が手にけがをした可能性があるとして情報提供を呼びかけていましたが、安福容疑者は見立ての通り「事件の際に手にけがをした」と話していることが分かりました。

通報されるのを恐れたのか、当時 病院で手当てを受けた記録は確認されていないということです。
69歳になった安福久美子容疑者は、もし15年前、法律改正が無ければ逮捕されることはありませんでした。
以前の刑法では、殺人罪は15年で時効。高羽奈美子さんが殺された名古屋市西区の事件は、当初、2014年11月で時効になってしまうおそれがありましたが…2010年4月に刑法改正で、殺人など凶悪事件の時効が撤廃されたのです。

(当時の千葉景子法務大臣 2010年)
「“逃げ得を許してはならない”という、被害者や国民の声に応えるものだと思っている」
世論を突き動かしたのは、遺族たちの声です。










