新名神を逆走し、6人にけがをさせたペルー国籍の男に実刑判決です。
ペルー国籍の無職 ロッシ・クルーズ・ジョン・エリアス被告(35)はことし5月、三重県亀山市の新名神高速を逆走して大型トラックなど4台が絡む事故を起こし、6人にけがをさせた危険運転傷害の罪のほか、逆走事故を起こす前に名古屋市内で酒気帯び運転をした罪などに問われています。


これまでの裁判で検察は、「危険を知った上で逆走をしたことは悪質で。6人もの負傷者が出た結果は重大」などとして懲役3年を求刑していました。


きょうの公判で「申し訳ありませんでした」と日本語で謝罪した被告に対し、津地裁の湯川亮裁判官は「誤って逆走した事案と異なり、経緯に酌むべき点がない。被告人が交通ルールを軽視する態度は限度を超えている」などとして、懲役1年6か月の実刑判決を言い渡しました。

