三重県川越町の公立小学校で、1年6か月にわたり、教員免許が失効していた臨時講師を任用していたことが分かりました。
三重県教育委員会によりますと、去年4月から先月末にかけて、川越町の公立小学校で算数の授業を担当していた臨時講師について、2019年3月末時点で教員免許が失効していたということです。

教員免許の更新制度は2009年に導入され、臨時講師は制度導入後に教員免許を取得したため更新が必要でしたが、そのことを十分に理解できておらず、手続きをしていなかったため失効したということです。
先月22日に、本人から免許の有効性について三重県教育委員会に問い合わせがあり、事案が発覚しました。
三重県教育委員会はこの臨時講師による授業は、教育課程に基づいて行われていたため、授業履修は有効で児童への影響はないと説明しています。