暑さの影響は入園者数にも


続いてオランウータンも、意外なものを凍らせたエサで体内を冷やしていました。
(のんほいパーク獣医師 吉川雅己さん)
「スポーツドリンクを動物用に薄めて氷を作っている」
中のフルーツは日替わりのお楽しみ。この日はブドウ入りの凍ったスポーツドリンクが気に入ったのか、定位置の岩の陰に隠れ、時間をかけて味わっていました。のんほいパークのこういった暑さ対策は、動物たちに効果が出ているそうで…
(のんほいパーク獣医師 吉川雅己さん)
「夏バテする動物も少なくはなっているので、こういった工夫はやっぱり必要なのかなと思う」


しかし、暑さの影響は動物だけではありません。
(のんほいパーク獣医師 吉川雅己さん)
「なかなか外で動物を見ながら散策するということが難しい環境になっている」
のんほいパークによると、去年7月の入園者数は約4万6千人。これは寒さで例年入園者が少なくなる12月の数字とほぼ同じで、昨年度のワースト2位という結果に。

(のんほいパーク獣医師 吉川雅己さん)
「園内の各所にミストを設置して涼んでいただいたり。休みながら園内を散策してもらうということもできるように考えている」
まだまだ続く夏、動物だけでなく私たち人間も熱中症には引き続き注意が必要です。