サクラの名所で約760本を緊急点検へ

今回、倒木があった山崎川沿いでもサクラの植え替えは、これまで行われてきました。ソメイヨシノは戦後に一斉に植えられた品種ですが、寿命は60年から80年程度で、弱っていく時期に入っているのです。
ただ、中が腐っているかどうかの判断は、叩いて調べたとしてもすぐには分からない木もあり難しいと日本樹木医会・愛知県支部は話します。

さらに、ソメイヨシノについては、異常に枝分かれして数年で枯れてしまう「てんぐ巣病」が全国的に流行し、危機的状況だと言われています。そこで山崎川では「ジンダイアケボノ」という「てんぐ巣病」に強い比較的新しい品種への植え替えを進めていました。
国内有数のサクラの名所、山崎川沿いの2.5キロには約760本が植えられていますが、名古屋市は今後、付近の木を緊急点検する方針です。