桜の名所、名古屋市瑞穂区の山崎川沿いで木が倒れて、通りかかった女性がけがをしました。倒木があった現場を取材しました。

提供:名古屋市

「さくら名所100選」の地で起きた倒木。

名古屋市によりますと、きのう午後5時半ごろ、瑞穂区松園町の山崎川沿いに植えられたサクラの木が倒れ、50代の女性が乗っていた自転車の前かごにぶつかりました。

女性は転倒して両ひざを打ち、顔や手に、すり傷を負ったということです。

倒れたのはソメイヨシノで幹回り約2.1メートル、高さ約1.2メートルの辺りで折れたということです。

(近隣住民)
「タイミングというのは怖い。どれが倒れても不思議じゃない」
「びっくりした。きのう風はあったけれども、あれぐらいの風で倒れるような(木の)太さじゃない」

日本樹木医会・愛知県支部に聞くと、折れたソメイヨシノは外からは異常が確認できなくても中が腐っている可能性があり、きのうの強い風と幹の重みに耐えられなかったのではないかということです。