17.5キロに渡って続く“防潮堤” 津波浸水面積が8割ほど減少

(桜沢気象予報士)
「いきなり壁のようなものが出てきました。長くて高い。どこまで続くの…全く海が見えない」

実はこれ、地元企業「一条工務店」の寄付300億円を原資に作った巨大防潮堤。なづけて「一条堤」。

東日本大震災を機に整備されたこの防潮堤は、高さは最大で15m。

浜松市の沿岸部に、17.5キロにわたって続いていて、市内の津波浸水面積が、8割程度減ったと試算されています。

一方、浜名湖の西側、湖西市に「一条堤」は続いていません。

津波浸水想定域にある地区では、“逃げる”意識を高める取り組みが。