監督やプロデューサーらは未経験者 1年間プロの下で学ぶ

現場の雰囲気の良さがうかがえる今回の映画は「もっと街の魅力を県の内外にPRしよう」と、蒲郡市と幸田町が共同製作したもので15分の短編映画として2本手がけます。

映画製作にかかった費用はあわせて1000万円。2つの自治体で分け合います。そして、映画を指揮する監督やプロデューサーなどを担うのは、応募で選ばれた市民など地域にゆかりのある人たちで映画制作は未経験。1年間プロの下で撮影や演出などをしっかり学んできました。

(幸田町在住 神田太一 監督)
「夢のような楽しい一週間を過ごさせていただいている。自分が書いた脚本を俳優さんが演じられるとこんなにも世界が広がるんだと」

そんなフレッシュな監督らの姿に竹中さんはこう評価します。

(竹中直人さん)
「『こんな芝居しかできないのか』とかもなく、柔らかく紳士的なまなざしで我々を見つめてもらい、年取ることも悪くない、もう少しこの世界で生きていこうと勇気を与えてくれた」