早期発見が重要「新生児マススクリーニング」の課題
いかに早期に見つけるかが重要なALDの治療。
ここ数年、赤ちゃんの先天性疾患を調べる「新生児マススクリーニング」にALDを加える自治体が増えています。


現在、愛知県と岐阜県を含む全国18県。
リスクが見つかった赤ちゃんは定期的な検査を受け、早期の骨髄移植に向け備えることができます。
しかし検査は有料な上、他の自治体では受けられず、全国一律公費負担になるかが課題といえます。

(岐阜大学病院 小児科 下澤伸行 医師)
「こども家庭庁の研究班で、新生児マススクリーニングの対象疾患拡大についての議論が行われている。そこでこの病気についての必要性を報告している」

こども家庭庁は現在、新生児マススクリーニングの対象にALDを加えるかどうかを検討中。下澤医師も加わる研究班に、新たな疾患を追加する条件について研究を委託しています。