「捨てることに慣れたくない!」に応える

(ブロッコリー農家で働く鈴木祥花さん)
「かさぶたみたいな状態になると出荷はできない。あとは単に数が合わなくて出荷ができないとか」
「畑に捨てることに慣れたくはない。加工して使ってもらえるのはめちゃくちゃ嬉しいです」

道の駅などで販売し、多いときには月に1000袋以上売れるというドライサラダ。野菜ごとに乾燥させる温度や時間を変え、無添加で作っていて、水分を抜くことで野菜の味をより強く感じられるといいます。

2018年に取材した時には、「もっともっと大きくして工場を作りたい。今は小さな加工場でやっているが、工場にして、もっともっと皆さんに野菜を食べていただけるような会社ができたら」と話していた藤井さん。

その言葉の通り、はじめは自宅兼加工場で始めたこの事業も、今では独立した工場が持てるようになりました。

(雅風 藤井恵美子代表)
「正規に出荷されたものと規格外野菜は価値は変わらないし、手をかければそれ以上にもなるよって願いを込めて、いろんなものを作りたい」