いいところ取りの監督に
Q.これまでいろんな監督のもとでプレー、そしてコーチをされてきましたけど、ご自身の中で理想像というか、監督像っていうのは浮かんでいらっしゃいますか。
いいところ取りをしたいですね。僕はまず星野仙一監督に拾われましたし、今では考えられないぐらいの厳しい環境の中で育ってきた。でもそれはそれですごく愛情を感じましたし、ユニフォームを着ているときと脱いだときのギャップといったところも、あれはあれでまた参考にしたい。その後は高木守道監督、落合博満監督、山田久志さんも、監督として携わりましたけども、それぞれやはり個性の豊かな方たちだったので。いいところ、そして「監督そうじゃないでしょう」というような部分もたくさん見てきたつもりなので、それをうまい具合に利用したいかなと思います。
肩を脱臼するほど喜んだ! 期待の新人 金丸投手
Q.新人ドラフト1位の金丸投手にはどういうことを期待しますか
僕も肩を脱臼しながら、釣り上げた選手ですから、期待は大きいです。ただ期待が大きい分、皆さんにお願いしておきたいのは、あまり騒ぎ立てて欲しくない。彼も真摯に野球に取り組んできて、アマチュア球界No.1左腕と言われるぐらいのところまで上り詰めた選手ですから、そこには期待します。ただ焦らせて、例えば、肩ひじ腰、膝とかそういったところに故障が出てしまうと、元も子もなくなってしまう。騎手で言うところの手綱を持たせてもらっている立場なので、そういったところの「いま行け!」「まだまだ」って言ったところをね、上手いこと出し入れしてあげたいかなと思います。