「市全体が海抜0メートル以下」
(弥富市 高山典彦教育長)
「市全体が海抜0メートル以下。どう水と一緒に生きるか。2階以上の垂直避難で子どもの命を守れる」
新たな校舎は地面から2階床までの高さが4.15メートル。想定される津波の2.5メートルより高いため、子どもたちの命は守られるといいます。

一方、これに反対する団体は、代替案として、既に地盤をかさ上げ済みで来年3月に閉校する、十四山中学校での建設を求めています。市民は…
(弥富市民)
「自分も子どもがいる身。あえて低いところに通わせたくない」
「新しい建物の方が子どもにとってきれいな環境が整う」
そして迎えた23日の本会議。出席した16人の議員の3分の2以上、11人が同意し、議案が可決されました。新たな小学校の誕生で、子どもたちがよりよい学びの場を得るだけでなく、地域の防災拠点としての役割が求められます。

