「思い出が詰まった“時代の象徴”がなくなるのは悲しい」

春日井市も、ニュータウン活性化について、さまざまな取り組みを行っています。

(春日井市 ニュータウン創生課・梅村知弘課長補佐)
「街開き当初の1968年に入居した皆さんが一斉に年を取り高齢化する一方で、新規の入居者が少ない状況にあります。ニュータウンの中で取り組んだ課題が成功し、全市的に成功事例を広げていければ、市として問題解決になっていく」

春日井市の打ち出した「リ・ニュータウン計画」は、古い団地を取り壊し、新たな商業施設や宅地を整備するなど、もう一度街を新しくつくり直す取り組みです。

(春日井市 ニュータウン創生課・梅村知弘課長補佐)
「駅の再整備も進んでいて、URと連携している団地再生も順調に進んでいるところ。人口減少も止められてはいないが、減少率は少しずつ低くなってきているので、計画を進めてきた意義がある」

(ダンチテクツ・内藤太一さん)
「車が入ってこられないし、自由に遊べる場所もあって、親も上から見守れる。こういう空間が団地のいいところ。みんなの思い出が詰まった日本全体の“時代の象徴”が全部なくなるのは悲しいので、うまく使っていけるといい」

魅力ある街づくりの模索は続きます。

CBCテレビ「チャント!」2024年10月3日放送より