祖父母は即死 父は被爆の後遺症で…

毎年この時期に話をしている鈴木さん。家族を何人も原爆に奪われました。

1945年8月6日。アメリカが広島に落とした原爆「リトルボーイ」。その年の犠牲者は約14万人。

爆心地の近くでカフェを営んでいた鈴木さんの祖父母は即死でした。父親は当時5歳で疎開していましたが、1週間後に両親を探すため、広島に戻り被爆。その約50年後に白血病で亡くなり、原爆の後遺症と認定されています。

毎年8月6日に広島を訪れ、平和記念式典に三重県の遺族代表として出席している鈴木さん。帰ってきた後にこうしてお話し会を開いています。

(鈴木理恵子さん)
「すーずのお父さんも原子爆弾の影響で56歳の時に亡くなった。すーずは『被爆者の子どもだよ』と言っても分からないが、この被爆二世の健康記録簿というのがあって…」