母親の手記「こんなことになろうとは…」
(母親の手記)
先日、雨の激しい寒い中、息子の中学校の卒業式でした。同級生や不登校の学生さんの卒業式終了後、卒業証書を受け取りに中学校へ行きました。すると教室へ通され、息子だけの小さな小さな卒業式を執り行ってくださいました。卒業証書は息子に代わり、夫が受け取りました。
思い返せば、初登校も雨でした。私と同じような背丈の息子は、ブカブカの学生服を着て、これからどう成長していくのか、楽しみでもあった入学式。参列は、1家庭1人まで、全員が「消毒」と「マスク姿」で「換気」、という過剰な感染対策が当たり前にされていた頃です。それでも、幼少期からのお友だちの制服姿は、急に大人っぽく感じ、感慨深いものでした。

楽しみにしていた小学校の修学旅行や野球の試合、合宿の中止、声出し禁止など、制約ばかりの当時。限りある青春時代を思い切り謳歌して欲しかった。テレビではワクチン接種が進めば、当たり前の日常が戻ると言っていたし、大好きなばあばに会いに行けるはずでした。それがこんなことになろうとは。通った中学校はとても温かく、学校も野球部も先生方もお友だちも、母たちも皆さんにほどよく寄り添っていただき、卒業を迎えることができました。
4月からは、お友だちも皆それぞれ高校へ歩み出します。新高校1年生には、息子ができなかった経験をいっぱいいっぱいしてほしいです。けれども、この先も予防のための薬剤で、これ以上苦しむ人がありませんよう強く願っています。
このように書かれていました。
実は、厚労省の資料を見ると、この少年は「救済認定」が下りたのではないのかなと私は見ています。13歳の少年と思われる方が、厚労省の救済認定に掲載されていました。母親に連絡を取ったんですが、まだ厚労省、国から連絡はないそうです。
では、どういう順番で本人に通知が来るのか調べてみました。

まずは、厚労省の資料に掲載される。その後に、県に国から通知が来ます。そして、県から今度は各市町村に通知がいって、各市町村から本人、ご遺族に通知が行くという流れになっているそうなんです。
ただ厚労省の資料に掲載されてから、それが通知されるまでは、どうやら2か月から3か月ぐらいはかかるようなんです。まだ厚労省のホームページで、救済認定が掲載されたばかりですから、もしこの13歳の少年だとしたら連絡がくるまでもうしばらく時間がかかるのかもしれませんが、ここはもう少しスムーズに教えてもらえないのかなと感じます。