愛知の医科大学からも支援の手が…

そしてここには、もう一つ民間の支援が。

(大石アンカーマン)
「あ、(ビブスに)『災害救助 藤田医科大学』と書いてあります。藤田医科大学から来られた?」「はい」

愛知県の藤田医科大学から派遣されていた理学療法士の河野裕治さん。

(藤田医科大学 河野裕治さん)
「もともと震災前にリハビリを受けていた人が、震災で受け入れられなくなっている。そういった方に対して、活動量を落とさないように、主に歩いてもらうことがメイン。(活動量)が落ちてしまうと次の病気につながってしまうので、そういった支援をさせてもらっています」

藤田医科大学は1月4日から穴水町へ支援に入り、医療従事者や防災士の資格を持つ学生の派遣を続けています。

(大石アンカーマン)
「この『福祉避難スペース』と書かれた部屋にいる人は、皆さんケアが必要な人なんですね」

館内にはケアが必要な人向けの福祉避難所もあり、そこでのリハビリなども行っています。

(藤田医科大学 河野裕治さん)
「南海トラフ(地震)が来ると思うが、現地に来ないと臨場感が分からない。こうなった時に各段階で何ができるか。うまく指示を出したり『こちらの経験ではこうだった』ということを、後輩や職場に伝えなければと思う」

さまざまな事情を抱えた人々に、個別にきめ細かく対応していく。民間ならではの支援です。