「東日本(大震災)以上に大変な状況の地域と言っても…」
災害ボランティア団体「愛・知・人」の代表理事 赤池博美さんは、1月3日から珠洲に入り、炊き出しのほか家屋の復旧や清掃活動などを行っています。
(愛・知・人 代表理事 赤池博美さん)
「(倒れたブロック塀に)切れ込みを入れながら、一つずつはがして撤去しています 。本当は一気に崩せれば早いんですけれど、一気に崩すと隣りの家を傷つけてしまう。なので一つずつ丁寧に。
珠洲市だけを考えたら東日本(大震災)と並ぶ、もしくは東日本(大震災)以上に大変な状況の地域と言ってもいいと思います。被害だけじゃなくて、高齢者問題、インフラも交通状況も全て考えると、なかなか復旧・復興には時間がかかるんじゃないか」

この日は山側に入ったところにある集落へ。鍋を持って集まった住民にみそ汁や簡単な食事を配ります。
(被災者)
「(温かい食事は)ありがたい。水が出なくて、風呂にも入れん」


行政の支援にも限界がある中で重要な役割を果たしている民間の支援。復興の道筋が見えてこない中、欠かせない力として被災地を支えています。