11日の検査で、新型コロナの感染者数が1200人を超えた島根県。
県は12日の対策本部会議で、ひっ迫する保健所業務を受け、感染者の同居の家族など、濃厚接触者で症状がある人では、検査を省略し擬似症患者として扱うことなどを発表しました。
島根県 丸山達也知事
「このままの感染状況が続いた場合、医療提供体制に大きな支障が生じる恐れがあります」
丸山知事は、12日の対策本部会議で、県東部に加え、隠岐地域以外では飲食店の利用人数を8人以下から4人以下にすること。県内の感染拡大で生活支援物資の配送が難しくなりつつあるとして、自宅療養になった場合に備え、5日分程度の食料などを備蓄することなどを県民に呼びかけました。
要請は7月15日からとしています。
また感染者数が急増して、保健所業務のひっ迫や、PCR検査に時間を要することなどから、松江保健所と出雲保健所では、感染者の同居の家族など、濃厚接触者で症状がある人は、検査を省略し擬似症患者として扱い自宅待機などを求めます。
そのほか、県内全域で、無症状の濃厚接触者については検査を行わず、症状が出た時に医療機関を受診してもらう形にすることとしました。