長い髪の毛が特徴的な男性。ある目的で3年間、髪を伸ばし続けてきました。
その目的は「ヘアドネーション」、髪の毛を寄付することです。
最近では、男性や子どもからの寄付も増えているといいます。
鳥取県米子市で美容師として働く松本卓さん。
13年のベテランですが、目立つのが、長い髪の毛です。

木嶋雄大キャスター
「では測らせていただきます。失礼します…頭頂部から測ると50センチ以上はありますね」
カットクラブ 松本卓さん
「約3年伸ばしました。周りからは早く切ればいいのにとか、よく言われていたんですけど、それでも自分の意志としては、伸ばしたいというのがありました」
その理由というのが…
カットクラブ 松本卓さん
「ヘアドネーションをして、社会貢献の1つになればいいなと思い、伸ばし始めました」

医療用ウィッグを作るために髪を寄付するヘアドネーションです。
寄付するには31センチ以上の長さが必要ですが、この美容室で寄付しようとカットする客も多く、影響されて伸ばし始めたと言います。
実は、山陰地方ではこんな調査結果もあります。
ヘアドネーションでウィッグを製作するアデランスが行った意識調査で、「すでにやったことがある」「やってみたいと思う」と回答した割合が、鳥取28.9%で3位、島根県は27.9%で5位となりました。