深刻な雨不足により、鳥取県西部を流れる日野川では、5月から取水制限を実施していますが、状況に改善が見られないことから、7月4日から制限率を15%へ引き上げました。


鳥取県西部を流れる日野川では、まとまった降雨が少ない状況が続いていたため、5月26日から5%の取水制限を開始しました。

その後、7月2日には10%に引き上げるも状況は改善せず、日野川下流の車尾堰で、その日流量が毎秒0トンに。状況の改善が見込めず、4日の午前9時に農業用・工業用・上水道の制限率を15%に引き上げました。

日野川流域での6月降水量は、過去10年間平均の51%にとどまっています。また、日野川の上流にある菅沢ダムの貯水率は、7月2日には20.2%にまで減少し、これは過去10年間平均の32.7%の貯水量ということです。

日野川河川事務所では、今後もまとまった降雨が見込めないため、流域のみなさまにはさらなる節水に協力してほしいとしています。